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失語症者向け意思疎通支援者養成事業について

失語症者向け良い疎通支援者養成事業について、現在までの北海道の取り組みをお伝えいたします。

平成27年度に厚生労働省は失語症者向けの意思疎通支援者を全国一律に養成するための養成カリキュラム案を作成しました。その後,厚生労働省と日本言語聴覚士協会は検討会を立ち上げ,この事業を推進していくことになりました。この事業は各都道府県単位で実施されることになっており,北海道では北海道言語聴覚士会(以下,ST道士会)が北海道(行政)と協力して実施する予定です。

この事業は,ST道士会が希望される道民を対象に講習会を開催し,失語症者の意思疎通を支援できる人材を養成することを目的としています。STがこの事業を推進することで,失語症のある方々やそのご家族へのサービスを確保し、活動・参加を促すことにつながります。そして失語症について一般の方々の理解を深めることにもつながります。

現在,ST道士会は,北海道(行政)と今後の活動計画について話し合っております。来年度には支援者を養成するための研修会を札幌で開催予定です。ST道士会は,その研修会を開催するために必要な講師養成講習会に2017年度から昨年度までで合計3名のSTを東京に派遣し,今年度も2名の道士会員を派遣します。この事業を成功させることで,関わるすべての道民に「ST=失語症のスペシャリスト」であることを知ってもらえます。道士会の役員だけではこの事業を成功しません。多くの道士会員にこの事業に参画していただければ幸いです。この事業にご興味がある道士会員は事務局(jimukyoku@st-hokkaido.jp)までご連絡をいただければと思います。一緒にやりましょう!

北海道言語聴覚士会事務局

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